卒業式の思い出②
昨日の続き
父は転勤族だったのでずっと単身赴任でしたが、
この度もう移動しない事になったらしいです。
なので、
家族みんなで移り住む事にしたのです。
次の日学校で
みんなに引っ越すことを話しました。
みんなも突然の事で、
キョトン
という感じでした。
日が経つにつれて
実感が湧き
さみしさと不安が
少しだけ押し寄せてきました。
なので毎日楽しい事を考えて過ごしました。
「新しい街は今より都会だ」
「新しい家は今より部屋が広くなる」
父が単身赴任していた街なので
何度も遊びに行った事があり、
地理は少し分かっていました。
イメージはし易かったです。
そして卒業式の当日、
予定通り1人だけ
見慣れないブレザーを着て
式に出席しました。
目立ちたがり屋でしたので
嫌な気分はしませんでした。
全員に引っ越しを説明する手間が省けて
ラッキー
と思っていました。
私はあなた達と同じ中学には行きません、
という一目瞭然の服装。
とても注目され、
ヒソヒソと他のクラスの人たちが話すのを感じていました。
